炎の写真展

日本燃焼学会 2001年『美しい炎』写真展最優秀作品賞


NSYMPO MARK

「凝集すす粒子を連続的に放出する微小重力拡散火炎」
伊藤 献一,藤田 修
北海道大学大学院工学研究科機械科学専攻

作者コメント
 微小重力場において,円管バーナからブタンなどの炭化水素を低流速で噴出し火炎を形成すると,写真のような輝く粒子を火炎先端付近から連続的に放出する現象が生じます.これは,微小重力場では火炎中の流れが遅く,生成したすす粒子の火炎内滞留時間が長くなるため,粒子同士の凝集が進行し,大きな粒子となって火炎外へ放出されてくるためです.(燃料:ブタン,平均噴出流速:2.1cm/s,雰囲気酸素濃度:50%,バーナ内径:6mm)