炎の写真展

日本燃焼学会 1998年『美しい炎』写真展日本燃焼学会会長賞


NSYMPO MARK

「天然ガスによるプリン状層流予混合火炎」
武谷亮
東京ガス・エネルギー技術研究所

作者コメント
 この写真は,燃焼により生成される微量物質の測定を行うことを目的として,安定した火炎面を得るために作成した火炎を撮影したものです.場0な出口での予混合気の噴出速度を一様にし,かつ燃焼速度に近づけることにより,バーナの上部で両者の速度がつりあい,火炎上部が平面のプリン状火炎が形成されます.この火炎は,メタンを燃料とした当量比1.25の双竜予混合火炎で,内径34mmのバーナ上に形成されており,バーナ出口での予混合気の噴出速度は43.5cm/sです.

日本燃焼学会 1998年『美しい炎』写真展JFRC会長賞


NSYMPO MARK

「定容容器内における濃度不均質混合気の火炎伝ぱ」
周 剣光1,西田恵哉2,吉崎拓男2,廣安博之3
1 いすゞ自動車
2 広島大学工学部
3 近畿大学工学部

作者コメント
 この写真は,プロパン−空気予混合気において,濃度不均衡がある場合の火炎伝ぱの過程を撮影したカラーシュリーレン写真です.定容容器内にプロパンを注入・攪拌し,攪拌回数および攪拌終了から点火までの時間をコントロールすることにより,プロパン−空気予混合気の濃度不均質を変化させています.この写真の場合の実験条件は,容器内平均当量比1.0,点火栓付近の乱れ強さ0.12m/s,濃度不均質度0.334(燃料濃度の標準偏差)です.様々な濃度不均質度において実験を行った結果,火炎伝ぱ速度を最大にする濃度不均質度が存在することが確認されています.